「宅建の合格までの勉強時間の目安は?」
「科目毎の勉強時間の配分を知りたい」
宅建の試験勉強をするにあたり、どのくらいの勉強時間が必要なのかとても気になりますよね。
本記事では、宅建に合格までの勉強時間の目安と、科目毎の勉強時間配分について解説していきます。
宅建合格までの勉強時間と勉強期間
宅建の勉強時間の目安
宅建合格までに必要な勉強時間は、350時間~400時間程度となります。
勉強の期間の目安としては初学者の方で6か月~1年となります。
すでに不動産業界で働いている方や、大学などでこれまで法律を勉強したことがある方であれば3ヶ月程度で合格される方も多いです。
科目別の勉強時間の目安
【科目別の勉強時間の目安】
宅建業法:150時間(40%)
民法:90時間(25%)
法令上の制限:55時間(15%)
その他の分野:30時間(10%)
5問免除:30時間(10%)
各科目の勉強時間の目安は上記の通りです。
宅建業法と民法に大半の時間をかけて勉強をすべきです。
なぜなら、この2科目は配点が非常に大きいため、この2科目でしっかりと得点ができると合格に近づくことができるからです。
各科目の配点と得点戦略について知りたい方は宅地建物取引士の試験内容と配点は?【合格点は毎年変動します】に書いていますので、合わせて参考にしてください。
合格までに必要な勉強時間から逆算をした学習計画
1日の勉強時間 | 日数 | 期間 | 勉強スタート時期 |
1時間 | 300日 | 10ヶ月 | 12月 |
2時間 | 150日 | 5ヶ月 | 5月 |
3時間 | 100日 | 3ヶ月 | 7月 |
上記は、宅建に合格するために、あなたが1日に平均で勉強できる時間から、どれくらいの日数・期間が必要か、そして勉強のスタート時期をまとめたものです。
例えば、あなたが1日に3時間の勉強時間を毎日確保できそうであれば、7月に勉強をスタートすれば合格できる可能性があるということです。
宅建の試験の実施日は10月の第3日曜日に行われますので、そこからの逆算となります。
なお、確実に合格を目指したい場合には、上記の期間の目安よりも1ヶ月~2ヶ月長く勉強時間を取るように計画を立てるようにしましょう。
宅建の勉強時間の実例【筆者の体験談も紹介】
筆者の宅建合格までの勉強時間
ここからは、筆者が宅建に合格した際の勉強時間を紹介していきます。
筆者が宅建に合格したのは、大学4年生です。その際のバックグラウンドは下記の通り。
・法学部に在籍
・大学3年時に行政書士に合格
上記の条件を中で、宅建に合格するまでにかかった必要な時間は100時間程度です(勉強の期間は3ヶ月程)。
通常は300時間以上の勉強が必要となる宅建ですが、法律の勉強をこれまで行ってきた方であれば勉強のコツがつかめている分、短期間でも合格可能でした。
また、行政書士と宅建は権利関係の分野は出題内容が重なっているので、行政書士合格者であれば、宅建の中でも点数が取りづらい権利分野の勉強時間が短く済みます。
宅建合格者の実際の勉強時間を紹介
【宅建 勉強時間アンケート】
宅建試験の為に何時間勉強しましたか?— 不動産ライブラリー (@fudousanlibrary) October 25, 2019
合格者の42%が300時間以上の勉強をしていたという、集計結果になっています。
一方で300時間以下の勉強時間で合格しているのは残りの58%ということになりますね。
勉強時間は人それぞれになるので目安程度に考えておくようにしましょう。
まとめ:宅建は余裕を持って合格できるように準備すべき
①宅建合格までの勉強時間目安は350時間~400時間
②宅建業法・権利関係に特に勉強時間を割くべき
③毎日確保できる勉強時間から逆算して計画を作ろう
何度も書いていますが、宅建に合格するまでに必要な時間は人それぞれです。
まずは宅建の過去問を確認しつつ、自分が合格するまでに必要な勉強時間を逆算して計画を立てるようにしましょう。
1度不合格になれば、1年後に再チャレンジとなるため、確実に1回で合格できるように余裕を持って試験勉強に臨むよう意識しましょう。
※各科目の配点と得点戦略について検討したい方は宅地建物取引士の試験内容と配点は?【合格点は毎年変動します】に書いていますので、合わせて参考にしてください。