中小企業診断士

「経営情報システム」の勉強法は?足切りにならないための対策をまとめました!

ここ最近、合格率の変動が大きい「経営情報システム」についての勉強法について解説します!

この科目は、IT業界の方やシステムに馴染みがあるかどうかによって、勉強の進捗に大きな差が出てくる科目です。
ですので、下記のようなお悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか?

「IT初心者なので、そもそもテキストを読んでも見慣れない用語ばかりで頭に入ってこない」
「主要科目(企業経営理論や財務会計)に時間をかけたいので、効率よく勉強したい」

本記事では、上記のような悩みを解決できるような勉強の方法について記載していきます。

【本記事の内容】
・経営情報システムの近年の合格率推移を解説
・経営情報システムの出題内容について解説
・足切りにならない勉強法と合格点をめざす勉強法を解説

経営情報システムの合格率は?

■過去5年間の合格率の推移

年度 H26
年度
H27
年度
H28
年度
H29
年度
H30
年度
合格率 15.0% 6.4% 8.5% 26.6% 22.9%

まず、過去5年間の合格率を見ていきましょう。
H29年度とH30年度は比較的、合格率は高いですがH27年度とH28年度は合格率1桁台です。
※追記:2019年度(R1年度)の合格率は26.63%でした。

10年ほど前の試験では合格率が5%台の年度もあり、難易度の変動が大きい科目です。

各科目の8年間の合格率推移は「中小企業診断士試験の合格率は?意外と複雑な合格基準についても解説!でまとめてありますので気になる方は見てみてください。

経営情報システムの出題内容は?

経営情報システムの出題内容は、下記のものになります。
システムがどのようにできているのかという設計の話やプログラミング言語、システム開発の手法、統計に関する出題など様々です。

対策としては、用語の意味を暗記できていれば足切りライン到達は可能です。
どれも深い知識が問われているわけではなく、基本的な知識が問われるので、用語を聞いてどのようなものかを説明できれば十分です。

大分類 中分類
情報技術に関する基礎的知識
ハードウェア
ソフトウェア
データベース(SQL)
ネットワーク
インターネットの概要
セキュリティ対策
システム構成技術
プログラム言語
システム・ソフトウェア開発
開発方法論
開発に関するガイドライン
システム開発関連の規格
経営情報管理
IT戦略
IT資産管理
ITトレンド
統計解析 統計の基本知識

勉強の開始時期については比較的遅めのスタートでも十分対応はできる科目ですが、試験間近になって一気に暗記できる量ではないので、遅くとも試験の2~3か月前からは勉強を開始するようにしましょう

※経営情報システムはIT業界に働いていない方にとってイメージが湧きづらいです。
下記の記事ではわかりやすく用語を解説しているサイトや頻出論点をまとめています。

経営情報システムの重要用語と頻出論点まとめ【優良解説サイト紹介】 ・経営情報システムの用語がテキストだけだとイメージ湧かない。 ・もう少しわかりやすく、用語を解説してほしい。 ...

経営情報システムの勉強法について

足きり点(40点未満)を取らないために

どんなに試験が難化した年だとしても、40点未満を取ってしまえば一発終了になってしまいます。
この足切りラインを下回らないために重要問題は間違えないようにしましょう。

ここでの重要問題とは具体的には過去10年以内で問われたことのある問題です。
全く同じ問題は出ないですが、過去問で問われたことのある問題は他の受験者も正解率が高くなる問題ですし、何より試験委員としては受験者に正解してほしい問題です。

上記から、足切り点を取らないための勉強の戦略としては、「テキスト+過去問の繰り返し」。これに尽きます。

※過去問の解き方・使い方はこちらの記事「効果が大きい過去問の活用法とは?」で見てみてください。

どんなに難化した年度でも過去問で問われた内容の知識を整理しておけば足切り点は下回ることはありません
ですので、足切りにならないための対策としては、まずはテキスト・過去問の内容をしっかりと理解することに注力しましょう。

合格点(60点以上)を取るために

ここからはプラスαの勉強についてお伝えさせていただきます。
何度も繰り返しにはなりますが、何より重要なのはテキストと過去問です。

この地盤を固めてから以下の対策をするようにしてくださいね!(下記の対策と並行してテキスト+過去問ができる方は同時並行でも大丈夫ですが、基本的には何よりテキスト+過去問です。しつこいですね笑)

ITパスポートの問題を解いてみる

ITパスポートはIT試験に関する基礎知識を問う国家試験です。

試験の内容も経営情報システムの出題と近いですね。ITパスポートの問題集でおすすめなのは「ITパスポート試験 対策テキスト&過去問題集 (よくわかるマスター)」です。
問題集としての演習だけでなく、知識を補強してくれるテキスト部分もあるのでボリュームは完璧です。

ちなみに下記は、ITパスポート試験の出題内容です(ITパスポート試験のホームページより一部抜粋)。

出題内容が経営情報システムと似ていますよね。

分野 大分類 中分類
ステラテジー
企業と法務
企業活動
法務
経営戦略
経営戦略マネジメント
技術戦略マネジメント
ビジネスインダストリ
システム戦略
システム戦略
システム企画
マネジメント
開発技術
システム開発技術
ソフトウェア開発管理技術
プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
サービスマネジメント
システム監査
テクノロジー
基礎理論
基礎理論
アルゴリズムとプログラミング
コンピュータシステム
コンピュータ構成要素
システム構成要素
ソフトウェア
ハードウェア
技術要素
ヒューマンインタフェース
マルチメディア
データベース
ネットワーク

ITトレンドについて知識を補強する

どの試験でも重要なのですが、1つのキーワードに対しての解説や説明などは、1つの説明だけではなく、色んな説明(言い回し・図式化したもの等)として頭にインプットすると理解が数段違ってくるので、いろんな解説を見てみることが重要です。

上記の書籍では、AI /5G/IoT/自動運転車/HRテック/AI翻訳/スマートスピーカーなどといった、近年注目されているITトレンドについて簡単にまとめています。
中小企業診断士のテキストを一回り勉強し終わった方は、知識を広げる意味でも読んでおくのがベターです。

また、日経新聞などでITトレンドを把握するということも重要です。

新聞を読んでいると最近のビジネスにおけるITトレンドはどのようなものがあるか知っておくことができるので、普段新聞を読まれている方はIT周りの記事も読むように心がけてみてはいかがでしょうか。

※普段新聞を読まない方は、中小企業診断士の勉強のために新聞を読むということは費用対効果があまり良くないのでおすすめしません。あくまで普段、新聞を読んでいる方が、読む記事を変えるということです。

通信講座(スタディングがおすすめ)を利用する

意外と中小企業診断士試験の受験者の中でやられている方が少ないのですが、1科目だけ通信講座で知識を補強するというのはおすすめな方法です。

通信講座を利用するメリット
・通信講座が不必要な科目の費用は不要
・音声や動画でインプットすることで勉強効率が高い

1科目だけでも受講することが出来るおすすめの通信講座はスタディング(STUDYing)です。

スタディングは、スマホだけでも中小企業診断士の通信講座を受講することができるサービスです。
全科目で受講することもできますし、自分が強化したい科目に絞って受講することができるおすすめです。

また1科目あたり8,700円~とお手頃なので、独学であまり費用をかけたくないという方も、この1科目のためということだけであれば利用するのもありでしょう。

>>スタディングの科目別コースはこちら
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まとめ

ここまでで、経営情報システムの勉強法についてまとめてきました。

【足切り点を取らないために】
→「過去問を徹底的に演習」と「しっかりテキストを読み込む」

【60点以上を取るために】
→上記に加えて、補強教材を活用する(ITパスポートの問題集など)

難易度の変動が非常に大きい、経営情報システムですが、あくまで基本は「過去問とテキスト」をしっかりと勉強しきるということです。
ここの部分だけしっかり行えば足切りになってしまう可能性も低くなりますし、簡単な年度であれば合格点を超えることもできます。

まずは過去問とテキストを繰り返し行ったうえで、さらに高得点を目指す方は補強教材を活用してみてはいかがでしょうか。

この記事が皆様の試験勉強方法の中で役立てていただけたらと思います。
また他の科目の試験対策についてもまとめさせていただいているので、是非そちらも確認してみてください。

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金融機関⇒スタートアップ企業 資格の取得によって人生の分岐点でチャンスをもらえた経験から、「資格を通じて人生を豊かにする」を伝えていきたいです。 【取得済の資格】 ・行政書士(21歳/大学在学中に独学で合格) ・宅地建物取引士(22歳/大学在学中に独学で合格) ・中小企業診断士(26歳/働きながら資格学校を利用し合格) ・FPや銀行業務検定(勤めていた金融機関で最年少取得記録)