宅地建物取引士

「権利関係(民法)」の出題範囲は?

権利関係の分野は宅地建物取引士試験の中でも、苦手意識が強い人が多い分野ではないでしょうか?

権利関係の範囲は暗記だけでは問題を解くことができないので、書いてある条文の意味や判例についての趣旨を理解する必要があります。

宅建試験では50問の出題のうち、権利関係は14問出題されます。

出題数は多いですが、権利関係は5割~6割取れればよいという気持ちで勉強に取り組んでいった方がよいと思います。

勉強の量が得点に結びつくまでに時間がかかる科目ですね。

筆者の場合、行政書士試験に合格していたので民法に抵抗はありませんでしたが、今まで勉強したことのない人はとても理解までに時間がかかる範囲となります。

難しい範囲ではありますが、勉強自体は実生活にも近いことや役立つことが多いので勉強自体は楽しい科目ですので試験までモチベーションを保ちながら勉強を続けていきましょう!

出題範囲

権利関係の出題範囲は以下のようになります。

・制限行為能力者
・意思表示
・代理
・無効
・物権変動
・抵当権
・売買契約
・賃貸借契約・借地借家法
・債権の譲渡・消滅
・連帯債務・保証債務
・その他の契約・不法行為
・相続
・賃貸借契約・借地借家法
・建物区分所有法
・不動産登記法

※中村喜久夫氏 著 「スッキリわかる宅建士」より参照

各分野ごとの出題数は民法8~10問、借地借家法2問~4問、不動産登記法1問、区分所有法1問という内訳になります。

民法の中で出題頻出が高いのは・意思行為・相続・時効・連帯債務・不法行為ですね。

初期段階での勉強方法について

上記のように範囲がとても広いです。これをすべて理解し問題を解くのはとても難しいと思います。

宅建業法同様にたくさんの時間が必要になりますが宅建業法より捨ててもよい分野が多いので、宅建業法をしっかりと勉強した後で権利関係(民法)の参考書を読んで過去問集に挑戦してみてください。

さらに意味が分からなくなると思います…そんな時は思い出してください!この権利関係(民法)の範囲の正解率は14問中7問点程度で大丈夫だということを。そう考えれば少し気が楽になりますね。初段階では軽い気持ちで権利関係(民法)に取り組みましょう。

まずどのようなことが問題として出題されているかその傾向を把握していきましょう。

次の章で各出題範囲を簡単に説明していきます。

制限行為能力者

制限行為能力者とはそもそも何か、制限行為能力者と契約した場合どうなるかなどが問題になります。
制限行為能力者の違いをしっかりと理解してください。

意思表示

申込の意思があってもそれが詐欺や強迫によるものだった場合どうなるか、そしてその関係者である第三者はどう守られるかなどが問題になります。

出題頻度がが多い項目です。

代理

代理権や複代理権、無権代理人がどのような代理権を持ってどのように作用するかが問題となります。

代理が成立する要件や無権代理の相手の対応をしっかりと理解しましょう。
出題回数が多い項目です。

時効

取得時効と消滅時効について問題が出されます。

時効の起算点や時効の中断についてしっかりと理解しましょう。

物権変動

不動産の物件変動について問題が出されます。

登記がなければ対抗できない第三者と登記がなくても対抗できる第三者の違いについてよく理解しましょう。

抵当権

抵当権とは何か、抵当権と根抵当権の違い、法定地上権の成立要件などが問題になります。

勉強する範囲が広いですが、過去の出題回数が多い分野ですのでしっかりと理解するようにしてください。

売買契約

売買契約の解除から売主の担保責任・瑕疵担保責任について問題が出されます。

契約の解除については過去の出題数が多い分野ですのでしっかりと理解するようにしましょう。

賃貸借契約・借地借家法

借地借家法からは2問問題が出ますので良く勉強して権利権の中でも得点源にしましょう。

借地権、借家権について問題が出されます。

しかし、勉強する範囲も広く覚えることもとても多いです。

債権の譲渡・消滅

債権譲渡の対抗要件、弁済、相殺について問題が出されます。

それほど過去の出題数が多くはない分野ですので深く考えずにしましょう。

連帯債務・保証債務

連帯債務の請求と承認の違いや、保証債務の特徴について問題が出されます。

これもそれほど過去の問題数が多くはない分野ですので深追い程度に勉強しましょう

その他の契約・不法行為

贈与契約、請負契約、委任契約の責任について問題が出されます。

不法行為については過去に出題数が多い分野です。

債務不履行と不法行為を比較しながら細かな数字までしっかりと覚えましょう。

相続

これも過去に出題回数が多い分野です。

どのような場合にだれにどれだけ相続するのかしっかりと理解しましょう。

遺言がある場合とない場合の違い、遺留分や相続放棄まで覚えましょう。

建物区分所有法

建物区分所有法からは1問出題されます。

共有部分と専有部分の違い、集会の招集や集会の決議については数字の暗記がでてきます。

1問取れる重要な分野です。

不動産登記法

登記記録の表示部分に関する内容、権利部分に関する内容などです。

ここからも1問出題されますし、実務でも大変重要な部分ですのでここでの1点も大切にしてください。

後期段階での勉強法について

まず権利関係以外の問題がある程度解け、安心できるような段階になったらもう一度権利関係を勉強しなおしましょう。

少しでも得点が多く取れるようにラストスパートで気合いを入れましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

最初に権利関係(民法)を読んで宅建の勉強が嫌になったりしてないでしょうか?

とても難しい分野ですが覚えてしまえばとても役にたつものです。

苦手と感じた人はここでの得点を半分あきらめて他の分野に力を注いで合格点を狙ってみてください。

しかし50問中14問出る分野なのですべてを捨てないよう気を付けてくださいね。

ABOUT ME
KEN
金融機関⇒スタートアップ企業 資格の取得によって人生の分岐点でチャンスをもらえた経験から、「資格を通じて人生を豊かにする」を伝えていきたいです。 【取得済の資格】 ・行政書士(21歳/大学在学中に独学で合格) ・宅地建物取引士(22歳/大学在学中に独学で合格) ・中小企業診断士(26歳/働きながら資格学校を利用し合格) ・FPや銀行業務検定(勤めていた金融機関で最年少取得記録)
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