「日本で唯一のコンサルタントの国家資格」
と呼ばれている、中小企業診断士。
ビジネスマンが取得したい資格No.1にも選ばれたことのある国家資格です。
中小企業診断士はどんな資格なのか?
中小企業診断士の勉強法は?
合格後はどんな手順で副業・独立すればいい?
本記事では
- 中小企業診断士を受験するか迷っている方
- 実際に試験勉強をしている方
- 中小企業診断士として副業や独立をしたい方
に向けて試験内容や勉強法、副業や独立の方法について記していきます。
中小企業診断士に関して知りたいことがある時は、当サイト(資格プラットフォーム)を元に情報を仕入れて活用していただけると幸いです。
これまで多くの国家資格に挑戦。
保有資格は中小企業診断士、行政書士、宅地建物取引士、銀行業務検定各種2級など。
▶プロフィール詳細
▼あなたの現在の状況に合わせて、知りたい情報を目次で探して読み進めましょう。
中小企業診断士とは?

中小企業診断士は、日本の企業の99.7%を占める「中小企業の医師」とも言える存在です。
医師は身体が弱っている方の治療をすること、体調管理のアドバイスなどをしますよね。
中小企業診断士は、企業が抱える様々な課題を発見・解決・助言することが主な役割。経営コンサルとして、中小企業の経営者にアドバイスを行いながら企業の成長をサポートしています。
<中小企業診断士の業務の例>
・経営診断
・企業再生コンサル
・ICTコンサル
・事業承継コンサル
・補助金申請支援
当サイト(資格プラットフォーム)の筆者である私の身の回りのコンサルタントには
- ホテル業向けコンサルティング
- 事務効率化コンサルティング
- 飲食店向けマーケティング支援
をやっている方がいます。
「専門知識」を活かして「あなたならではの課題解決」ができる面白い職業です。
中小企業診断士試験では、なにか特別なスペシャリスト的な専門知識を学ぶというわけではなく、幅広くビジネス・経営に関する知識について学習していきます。
下記で出題される分野について詳述していきます。
中小企業診断士試験の試験内容

中小企業診断士となるには原則として「中小企業診断士試験に合格」する必要があります。
試験は1年に1度で、1次試験と2次試験に分かれています。
試験科目は下記の通り。
1次試験(多肢選択式試験)
◆企業経営理論
◆財務・会計
◆運営管理
◆経済学・経済政策
◆経営法務
◆経営情報システム
◆中小企業経営・中小企業政策
各科目100点満点で7科目合わせて700満点のうち420点(60%)以上の得点で合格となります。
1次試験に合格した者は2次試験を受験する資格が得られます。
2次試験(論述式+口述式試験)
◆組織・人事
◆マーケティング
◆運営管理・オペレーション
◆財務・会計
2次試験では論述式試験と口述試験があります(別日程)。
試験内容についてより詳細に確認したい方向けは下記記事をご覧ください。
▶中小企業診断士試験の試験内容を徹底解説【初学者必見】
中小企業診断士試験の合格率
中小企業診断士試験は全体で約4%の合格率です。
毎年、1次試験の合格率が20%前後、2次試験の合格率も20%前後となります。
科目別合格率や年度別合格率の推移は中小企業診断士の合格率と難易度【合格基準も解説】で書いていますので本記事と合わせてご覧ください。
中小企業診断士試験の対策と勉強法
これから中小企業診断士の勉強を始めるなら、まず下記について考えましょう。
・1次試験の7科目の勉強手順
・合格までの勉強時間と期間を検討する
・独学/通信講座/通学講座どれにするか
1次試験7科目の勉強手順
1次試験は7科目とかなり範囲の広い試験ですので、計画を立てて勉強に臨むべき。
「財務会計を制するものは、中小企業診断士試験を制する」と言われますので、1番初めに勉強すべきは、財務会計です。
2次試験で問われるのは、企業経営理論・運営管理・財務会計の内容が主です。
1次試験で勉強時間を割くのは、これら3科目が優先順位が高いと言えます。
合格までの勉強期間はどれくらいが妥当か
合格までの勉強時間はおよそ1,000時間から1,500時間となります。
勉強期間は、1年程と考えておくのがよいでしょう。
▶資格勉強のスケジュール・計画の作成方法【無料テンプレート付き】
独学か、通信講座か、通学講座か
◼ モチベーション管理ができる人→独学
◼ モチベーション管理ができない人→通信・通学講座
モチベーション管理ができる人は独学でも可
あなたが自分のモチベーションを1年間しっかり保っていけるのであれば、独学での勉強でも合格の可能性ありです。
▶【独学合格】中小企業診断士の勉強法とテキストを紹介【最初の一歩】
診断士試験は通信講座or通学講座の利用がベター
通信講座は、約5万円程で受講できます。
中小企業診断士試験は合格率4%前後の難関資格、かつ、
1年に1回の試験なので、不合格になるとまた1年勉強しなければいけません。
診断士試験に合格してしまえば、5万円程度であれば簡単に回収できます。
ちなみに診断士として独立した場合の公的業務の報酬の相場は下記のとおりです。
※中小企業基盤整備機構の調査より
・経営診断業務:47,500円/日
・経営指導業務:37,900円/日
・調査研究業務:37,100円/日
つまり1日から2日ほどの仕事を獲得できれば、すぐに通信講座の費用は回収できます。
ですので、5万円程度の通信講座は決して高くはない投資費用と言えます。
・下記記事で最安値の通信講座を紹介しています。合わせてご確認ください。
▶中小企業診断士の通信講座おすすめ5校を比較!【スマホでオンライン学習】
・筆者が特におすすめの通信講座2校は下記記事にて詳述しております。
▶診断士ゼミナールとスタディングの徹底比較【12項目で各社を比較】
▶スタディング(旧通勤講座)の中小企業診断士講座の評判と口コミ
▶診断士ゼミナールの評判と口コミまとめ【メリット・デメリットも紹介】
2次試験の対策・勉強法について
2次試験は論述試験なので、1次試験とは異なる対策が必要となります。
論述の内容は、「企業の課題に対する解決策」を数百文字で記載していきます。1次試験の学習内容を応用する形となります。
▶中小企業診断士2次試験の対策の仕方【おすすめの本や学校も紹介】
2次試験では論述式試験に合格したら、最後に口述試験に臨みます。
原則ほぼ100%の合格率の口述試験ですが、対策は必要となります。
口述試験の対策については下記記事をご覧ください。
▶中小企業診断士口述試験の対策と合格率を解説【全員合格可能】
中小企業診断士としてのキャリア・副業・独立
中小企業診断士試験合格後の手続きについて
中小企業診断士として働くためには、試験に合格したあとに、実務補習と登録手続きを行う必要があります。
下記記事に詳細を記しています。
▶中小企業診断士 実務補習の事前準備を解説【事前に読むべき本も紹介】
▶中小企業診断士の登録までの過程を解説【試験合格後の手続きは?】
中小企業診断士合格後のキャリア
中小企業診断士として合格したら、それぞれの道に進みます。
主なキャリアは下記のとおりです。
・社内診断士として活躍
・中小企業診断士を活かして副業
・中小企業診断士として独立
中小企業診断士を活かした転職
中小企業診断士を取得することで、あなたの市場価値は上がります。
合格後に資格を活かして転職をする方もいます。
当サイト(資格プラットフォーム)の筆者も診断士を取得した後に転職して年収を2倍にアップしています。
▶中小企業診断士は転職に有利か【市場価値を活かしてキャリアアップ】
中小企業診断士のおすすめの副業を紹介
転職は行わないが、副業として年収をアップさせている人も多いです。
下記記事では、副業の種類とそれぞれの難易度について記載しています。合わせてご覧ください。
▶中小企業診断士の副業を紹介【会社員のまま月1万円を目指そう】
▶中小企業診断士の新しい営業手法【副業でおすすめのスキルシェア】
中小企業診断士として独立したい方向け
中小企業診断士は独占業務は無いですが、独立している方は多いです。
とはいえ、独立初年度から売上を上げることは難しいです。
そういった方には、スタディングのコンサルタント養成講座がおすすめです。
養成講座では、コンサルタントとしての商品づくり・集客・活動計画作成などプロのコンサルタントからの添削を受けることもできます。
▶スタディング コンサルタント養成講座の評判・口コミ・講義内容まとめ
まとめ:中小企業診断士対策
中小企業診断士試験は合格率4%の難関国家資格。
ですが、対策をしっかりと行えば一発合格も可能です。
当サイト(資格プラットフォーム)を参考に、中小企業診断士試験に合格していただける方が一人でも増えていただけると何より幸いです。
▼中小企業診断士のキャリアを考える参考図書
現在のビジネスシーンで活躍をしている、中小企業診断士を多く紹介。
中小企業診断士としての働き方を考えるサポート書になります。
30代の中小企業診断士の自身の仕事内容に触れている本。
実際の仕事の現場まで幅広く網羅されており、入門書としての一冊に最適。
中小企業診断士・コンサルタントとして具体的にどのように稼ぐのかを解説している。
独立を考えている診断士は、ミーコッシュの考え方に触れてみてはいかがでしょうか。
【おすすめ記事】
▼独学合格するための情報を詳述しています。

▼通信講座を探している方向け。最安値の通信講座も紹介。
