中小企業診断士

中小企業診断士2次試験の対策の仕方【おすすめの本や学校も紹介】

・中小企業診断士の2次試験を受験するにあたって、2次試験の特徴やどのように勉強を進めるべきか知りたい
・学習の開始時期について知りたい。1次試験の後に勉強しても合格までに間に合うのか?
・もし、おすすめのテキストや学校があれば知りたい。

本記事では上記のような疑問にお答えします。

【本記事の内容】
・中小企業診断士2次試験の試験概要と特徴が分かる
・2次試験の対策のスタート時期と方法が分かる【1次試験合格後で間に合います】
・おすすめのテキストや学校があれば知りたい

ちなみに、筆者は実際に平成30年度の中小企業診断士2次試験に合格しており、2次試験の対策に費やした期間は8月上旬(1次試験終了後)~本番までの3ヶ月間です。

※厳密にいうと、1次試験に合格した年はほとんど勉強せずに受験、翌年の1次試験が終わった日から勉強を開始した感じです。

中小企業診断士2次試験の概要と特徴

1-1.出題内容について

2次試験の出題範囲は下記の範囲です。
基本的には、1次試験で学習した範囲で対応可能です。

科目名 試験時間
A 中小企業の診断および助言に関する実務の事例Ⅰ
(組織・人事)
80分
B 中小企業の診断および助言に関する実務の事例Ⅱ
(マーケティング)
80分
C 中小企業の診断および助言に関する実務の事例Ⅲ
(生産管理)
80分
D 中小企業の診断および助言に関する実務の事例Ⅳ
(財務・会計)
80分

1次試験で学習した知識を活用しながら、事例企業の経営分析や企業へのアドバイスを論述形式で回答していきます。

1-2.合格基準について

「筆記試験における総点数の 60% 以上で、かつ、1科目でも満点の 40% 未満がなく、口述試験における評定が 60% 以上であることを基準とします。なお、口述試験を受ける資格は、当該年度のみ有効であり、翌年度に持ち越しすることはできません。」 中小企業診断士協会ホームページより引用

上記は中小企業診断士協会の引用です。

1次試験と同じく、「全体で60%以上かつ1科目でも満点の40%未満がないこと」が合格基準ととなります。

口述試験についても60%以上の得点と記載していますが、実際にはほとんどの方が落ちることのない試験になっていますので得点は気にしなくていいでしょう。

ただし、1次試験のような科目合格制がないことや筆記試験に合格したからといって、口述試験を翌年度に持ち越しすることが出来ない点には注意しましょう(何があっても口述試験は参加です!)

1-3.試験の特徴について

2次試験の特徴は「論述形式であること」と「暗記が少なく、試験時間内で論理的に回答をまとめる力が必要なこと」です。

1次試験で必要とされていた力とは異なりますので、1次試験が終わったらすぐに頭を切り替えて2次試験で必要な力を身に着けるようにしていきましょう。

1-4.2次試験の合格率について

年度 平成26
年度
平成27
年度
平成28
年度
平成29
年度
平成30
年度
合格率 24.3% 19.1% 19.2% 19.4% 18.8%

上記は過去5年間の合格率の推移です。
基本的には20%前後で推移しています。

試験は絶対評価で20%ではなく、相対評価での20%であるため1次試験に合格した方の中で更に上位20%に入るつもりでしっかりと対策をしましょう。

2次試験の対策・勉強法について

2-1.2次試験の勉強のスタート時期について【1次試験合格後で間に合います】

結論から言うと、2次試験の勉強のスタートは1次試験の後で問題なしです。
理由は、下記のとおりです。

・2次試験は1次試験の知識の範囲内で十分回答できるから。
・まず1次試験に合格しないことには2次試験には挑戦すら出来ないから。

2次試験は私の経験上、勉強時間はそんなにかかりません(筆者は100時間程度)。
勉強時間よりも回答プロセスの作り方の方が重要なので、勉強しただけ右肩上がりで伸びていくようなものではないです。

また、当たり前ですが2次試験は1次試験に合格しないと受験すら出来ません。サラリーマンなど時間がない中で挑戦されている方はまずは1次試験にとことん集中するのが良いです。

【補足】
中小企業診断士の勉強をスタートするときには2次試験の問題を見たり解いたりするのはOKです。

むしろ勉強の最初の時期と、勉強の中盤(3月くらい)であれば2次試験の勉強は効果があります。
2次試験ではどのような問題が出るか意識しながら1次試験の勉強もできるからです。

ただし、深入りして勉強時間をかけすぎてしまうのは禁物なので、さらっと見ておく程度がよいでしょう

2-2.2次試験の勉強法について

2次試験の勉強は過去問の演習を中心で取り組みます。
理由は、「論述形式の試験」で1次試験の知識の中で回答できるからです。

ただし、注意点としては1次試験を暗記中心で乗り越えてこられただけでは論理的な回答が難しいので1次試験で学んだことについて、「なぜ」をもう一度大事にして復習をしましょう

例えば、人事制度のOJT制度についてですが、1次試験であれば基本的にはOJTは「現場で教える」ということを知っていれば十分です。

しかし2次試験では、「○○社が取るべき人事施策について論述しなさい」という問題で出題されたりします。すると○○社が抱えている課題や問題点に対して有効な施策を書く必要があります。

つまり、「現場で教えること」はどういうときに有効なのかや、なぜOff-JTや自己啓発でなくOJT施策を取るのかということを知っていないと答えられません。

以上のように暗記は必要ないので、とにかく1次試験で学んだことの「なぜ」を大事にして勉強していきましょう

おすすめのテキストと資格学校

3-1.おすすめのテキスト・教材について

【ふぞろいシリーズ】

ふぞろいシリーズでは過去の試験合格者の再現回答とその回答での得点を見ることができるため、回答でどのような「ワード」が入っていれば得点になるかを詳しく確認することが出来ます

ここまでで、2次試験の対策においては演習が中心となることについては説明してきました。
しかし、ただ闇雲に演習すればいいというものではありません。

必要なのは、回答に至るまでのプロセスをどのように組み立てるかを確立させていくことです。

ふぞろいではそのような「回答に至るまでのプロセスの型」も身に着けることができます。

【財務会計の本】


財務会計の勉強では、CVP分析ならCVP分析を集めた問題を集中的に解くなど、ある特定の分野での出題に対する体系的な知識・解法が必要です。

本書では論点毎にまとまって演習ができるため、知識を固めていくのに適しています

3-2.おすすめの資格学校について

【通学講座で学ぶ場合】
結論、AASがおすすめです。

AASはもしかすると聞きなれない方が多いかもしれませんが、中小企業診断士の2次試験に特化した資格学校なので、合格のためのノウハウを多く持っています。

実際に筆者の私はAASの1日限定講義に参加していました。

ぼんやりと学習していた私ですが、回答に至るプロセスに必要なことを1日の中で学ぶことができました。
また、受講前と受講後では大きく点数が伸びましたので受講してよかったと思います。

【通信講座で学ぶ場合】

下記の2つがおすすめです。
スタディング(STUDYing)
診断士ゼミナール

どちらもスマホだけで勉強することができる通信講座です。

資格の学校に通うまでの時間がない方はおすすめですね。

2次試験は自分だけで学習すると何が正解なのかが見えづらくなる部分が多いです(解答が明確でないため。。)

実際にどのような手順で回答に至ればよいのか、ということを音声で聞くことができるので合格に必要な考え方を素早く習熟したい方にもおすすめですね。

デメリットとしては、過去問や模試などがついていないため、過去問演習はふぞろいを利用して模試は大手資格学校のものを併用するとよいです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

2次試験は暗記が少ない分、論理的に時間内に回答をまとめていく力が求められます。

何度も繰り返しですが、演習を繰り返して自分の回答プロセスの型を作っていくことが最重要となります

それでは、ご健闘を祈ります。

以上となります。

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Kengo
【経歴】銀行→コンサル 【資格】中小企業診断士/行政書士/宅建士/FP/簿記/銀行業務検定 他。 資格のおかげで人生を好転できた経験から「資格を通じて人生を豊かにする」を伝えていきたいです。 プロフィール詳細はこちら
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