「資格を取得したはいいけど、独立する気もないし中小企業診断士として何をすればいいか分からない」
「でもせっかく取得したからには、中小企業診断士の資格を活かしながら副業をしたい」
上記のような疑問や悩みをもった方は多いんじゃないでしょうか。
・中小企業診断士の勉強会を調べる
→東京都中小企業診断士協会のホームページ
・ブログを書こうと思う方
→エックスサーバー・エックスドメイン
・スキルシェアをやってみようと思う方
→ビザスクへ登録
目次
中小企業診断士の副業【おすすめ4選】
中小企業診断士の副業の種類
①企業へのコンサルティング業務
②セミナー講演
③先輩診断士のサポート(補助金・助成金申請)
④診断士を目指す後輩へのサポート【最も簡単でおすすめ】
それぞれ内容を見ていってみましょう。
副業の種類①:企業へのコンサルティング業務

【企業へのコンサルティング業務】
報酬額:★★★
難易度:★★★
まずは企業へのコンサルティング業務です。
中小企業診断士としては最もやりがいのある仕事・副業になります。
企業への営業と提案があること、会社で働きながらサポートする難しさから副業としての難易度は高めです。
とはいえ、報酬額は高めで1案件当たり30万円~100万円は狙える副業で、筆者は依頼を受けたことはありますが、休みが完全に無くなることからお断りさせていただきました。
人脈がないとなかなかお客様を見つけることが難しい副業ですが、最近はスキルシェアをコンセプトとしたコンサルティングの副業サービスが多くなってきています。

「コンサル 副業」などと検索するといくつか出てきますが、その中の一つの「ビザスク」を紹介します。
・月間案件数1,000件、平均報酬は1時間あたり1.5万円
・登録者の約70%は現役ビジネスパーソン
自分のビジネス経験を活かし、30分~1時間のインタビューでスポットで新規事業や業務改善のヒントを求める企業のご相談に応じる活動ができます。
スキマ時間を使って相談に応じ、報酬を受けとる事ができる「新しい働き方」といえます。
まさに中小企業診断士としての副業としてはうってつけのサービスで、本記事の読者の目標金額の月1万円は十分狙える案件単価です。
将来的に中小企業診断士として独立を目指す方もコンサルティングのスタート案件としてチャレンジできますね。
副業の種類②:セミナー講演

【セミナー講演】
報酬額:★★☆
難易度:★★★
セミナー講演の対象顧客はさまざまですが、最も中小企業診断士の方が多いのは商工会議所などの官公庁関係での登壇です。
こちらも営業活動が必要ですので難易度は高めになります。
筆者は、中小企業診断士として初めての仕事はセミナー講演でしたね。1日60分の講演で50,000円の報酬でしたのでなかなか報酬単価は高めでした。
とはいえ、中小企業診断士としてセミナー講演の目的は営業目的(集客)ですので、セミナーは無料であったとしてもやるべき案件ですね。セミナーだけで稼いでいる診断士もいますが、正直だいぶきついと思います。
セミナーで得意分野について講演をして①企業へのコンサル案件へつないでいくのが一番理想的な形です。
セミナー講演は直接の営業活動もありますが、中小企業診断士協会の会員としての活動をしている中で先輩診断士から紹介されるのが最も近道になります。
※東京都の研究会は東京都中小企業診断士協会のホームページから探せます。
副業の種類③:先輩診断士のサポート(補助金・助成金申請)

【先輩診断士のサポート】
報酬額:★☆☆
難易度:★☆☆
続いて、先輩診断士のサポートです。
アルバイトなどに近い形で土日だけ先輩診断士の活動をサポートします。
サポート内容として多いのが、補助金や助成金申請の書類作成の補助です。
日給で1万円近くの報酬をもらえることもありますが、無料やもっと安い金額でのサポートとなることもあるので、案件内容についてはしっかり吟味してから取り組むのがいいでしょう。
とはいえ、先輩診断士からかわいがってもらえるきっかけにもなるので、診断士になりたての初心者が人脈づくりの一環としての取り組みとしては向いていますね。
始め方は、まずは中小企業診断士協会に入会して協会のお手伝いなどからスタートして、協会内での人脈を作ることからですね。
副業の種類④:診断士を目指す後輩へのサポート(ブログ執筆)

【診断士を目指す後輩へのサポート】
報酬額:★☆☆~★★★
難易度:★☆☆
最後に、「今あるノウハウや知識」を活かすことが出来るのが、診断士を目指す後輩へのサポートです。
つまり、自分が中小企業診断士合格するまでのノウハウを、今診断士の勉強中の方向けに伝授していくというものです。
この記事を読んでいる読者がすでに持っている知識を活用した仕事になるので、すぐに始められます。
種類はいくつかあります。
・予備校の講師として授業を行う
・予備校の問題作成やテストの添削
・ブログや情報サイトで勉強法などを発信
予備校の講師として授業を行ったり、問題作成・テストの添削については予備校へ問い合わせてみると面談してもらえます。
※ちなみにTACでは、口述試験対策に参加すると、求人情報をチラシとしてもらえたので2次筆記に合格した人はTACで口述試験対策に参加するといいかもしれません(筆者もチラシもらいました。)
もう一つはブログや情報サイトで勉強法などを発信するという副業があります(ほぼ費用がかからずにスタートできるビジネスです)。
方法は今あるブログ運営している方(タキプロさんなんかは有名ですよね)へ連絡してみることや、自分自身でサイトを作成する方法があります。
本記事の筆者は、まさに後者の方法で情報発信をして副業にしています。
ブログでの副業のメリットはWebマーケティング知識を身につけられて中小企業のWeb制作支援の基礎を自ら学べる事と資産的な収入を築くことができることです。
今後はどんな中小企業もWebを活用して集客を行ったり自社ホームページは必須だったりしますよね。そういった中小企業をサポートできるように自分自身で学びながら、お金を稼ぐこともできます。
また、ブログは一定程度の閲覧数があれば広告収入を継続的に得ることができます。(いわゆる不労所得を作ることができます。)
→筆者もここから不労所得的に毎月1万円以上の収入を得られています。
ブログの始め方は簡単で、以下の3つだけです。
①サーバーの取得
②ドメインの取得
③ワードプレスの取得
①はエックスサーバーから、月額で1,000円程度で契約でき、②はエックスドメインから数十円から取得できます。
どちらも同じ会社から準備ができるので手続きが簡単です。
意外とブログサイトの作成って簡単で①と②までで30分くらいでできますし、③ワードプレスの設定も30分くらいでできます。
【結論】中小企業診断士が副業で稼ぐために必要なのは行動力

中小企業診断士の資格を取得して、筆者が感じたのは、「資格を取っても特に食えるようになるわけではない」ということ。
重要なのは資格を取得してからどのように自分で行動をしていくかです。
本記事で書いたのは、中小企業診断士として行える副業の一例にすぎませんが、特にブログや先輩診断士のサポート、あとはビザスクへの登録などは比較的簡単にスタートできるものです。
なにも行動しないのは、中小企業診断士として非常にもったいないです。本記事を読まれた方が、まずは第一歩を踏み出すことを心から願っております。
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→東京都中小企業診断士協会のホームページ
・ブログを書こうと思う方
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・スキルシェアをやってみようと思う方
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▼中小企業診断士のキャリアを考える参考図書
現在のビジネスシーンで活躍をしている、中小企業診断士を多く紹介。
中小企業診断士としての働き方を考えるサポート書になります。
30代の中小企業診断士の自身の仕事内容に触れている本。
実際の仕事の現場まで幅広く網羅されており、入門書としての一冊に最適。
中小企業診断士・コンサルタントとして具体的にどのように稼ぐのかを解説している。
独立を考えている診断士は、ミーコッシュの考え方に触れてみてはいかがでしょうか。