法律系国家資格の登竜門と言われる行政書士試験。
そんな行政書士試験に大学生で独学合格した筆者の合格体験記を書いていきます。
【本記事の内容】
・大学生の時に行政書士試験に独学で合格した筆者の合格体験記を公開します
筆者は大学2年生の5月頃から行政書士試験の勉強を開始し、最初の受験では不合格、大学3年生時の2回目の受験で合格しました。
様々な試行錯誤があって合格できたので、ダメだった勉強法とこれはやってよかったという勉強法についてもお伝えしていきます。
【筆者の受験にあたってのデータ】
・大学在学中に資格取得を決意し、独学で学習をスタート
・専攻:法学部法律学科
・利用した参考書:一番利用したのは早稲田経営出版社のハイレベルテキスト
・試験成績:1年目は不合格(158点)、2年目で合格(198点)
行政書士を目指そうとしたきっかけ

将来的に独立・起業を目指していたから
一番大きいのは「将来的に独立・起業を目指していたから」です。
自分が働くうえで、「専門的な知識を身につけたうえで人に貢献できるようになりたい」と思っていました。
専門知識を身につけるためには、国家資格を取得することが必要、かつ独立・起業を目指すために独立系資格を探していて行政書士を見つけたというのがきっかけですね。
また、独立系の資格で自分の専攻である法律に関係のある資格で比較的取得がしやすそうなのが行政書士であることも決め手でした。
なにより、大学生は勉強も遊びもたくさんしようと思っていたので、「遊びがおろそかにならない」ように比較的取得しやすい行政書士を選んだということです。
就職活動にも有利に働くと考えたから
また、将来的には独立や起業をしたいと思っていましたが、まずは就職活動をして一般的な企業に就職したいという思いがありました。
自分の身の回りには国家資格を受験している人は10人に1人もいなかったので、ここに力を入れれば就職活動でも有利に働くと思いました。
実際に就職活動では、自分が目指していた業界では十分に資格によるアピールが出来たと思うので、資格を取得したことによる効果は大きかったです。
※あくまで、知識が認められて即戦力としての採用というよりかは、継続的に物事を取り組むことと最低限の学習スキルがあることのアピールにしかならないのでその点は注意です!
行政書士試験合格のために費やした勉強時間
筆者が行政書士試験合格のために費やした勉強時間は1,100時間程度です。
一般的に行政書士試験合格に必要な勉強時間は約600時間と言われているので、だいぶ時間がかかりました。。
【勉強時間の内訳】
・初年度(5月~11月上旬):3000時間
・2年目(11月中旬~翌年試験):800時間程度
初年度の勉強時間は300時間程度
大学2年生の5月から勉強をスタートしたわけですが、初年度の勉強時間は1日およそ1時間~1時間30分です。
この時期はテキストを読み進めるだけでかなりの時間を要していました。
過去問を解き始めたのは8月くらいからで、およそ3周ほどして試験に挑みました。
この時の自分は過去問で合格点が取れるようになったため、「試験でも同じように点数が取れるのではないか」という大きな勘違いをしていた状態で試験に臨み、見事に打ち砕かれました。
2年目の勉強時間は800時間程度
2年目は序盤は1日の勉強時間が2時間程度です。
あまり変わっていないという風に思われるかもしれませんが、勉強法を大きく変えていくことを実践したことと、試験勉強に対する意識が大きく変わったので1日1日の伸び方が変わりました(具体的には、次の章「行政書士試験における勉強法」で解説していきます)。
直前期である8月~10月くらいになると、大学は夏休みに入るので他に用事がある日でも1日8時間~10時間の勉強を日課にしていました。
※ちなみに法学部ということもあって法律の授業はあったのですが、その時間は勉強時間に含めていません。
行政書士試験における勉強法

行政書士試験に合格するために必要なことは「マインド」「勉強法」「勉強する環境」です。この3つをどれだけ質の高いものにできるかが重要ですね。
下記の記事でこの3つをどのように意識して勉強していたかを紹介していますので、合格者の勉強法が気になる方はチェックしてみてください。

行政書士試験に合格して感じたメリット

行政書士試験に合格して感じたメリットは大きく下記です。
【行政書士合格のメリット】
・就職活動で有利に働く
・法律知識に強くなる(仕事にも活きてきます)
詳細について下記の記事でまとめていますので確認してみてくださいね。

まとめ
行政書士試験に合格するために1,000時間という膨大な時間がかかりましたが、結果として法律に関する知識や就職活動で活かすことができたので、挑戦してよかったと思います。
現在は、直接的に行政書士としての仕事をしているわけではありませんが、なにかと仕事をしていると法律関係の知識が必要になってくることがあります。
大学生で何か1つでも勉強をがんばろうと考えている方は、是非行政書士試験に挑戦してみてください。
