「資格勉強のスケジュールがうまく立てられない。行き当たりばったりの勉強になってしまう。」
「資格勉強のスケジュールをしっかりと作りたい」
資格試験に挑戦する際には、まずはスケジュールや計画を立てることが大切です。
もしあなたが、試験勉強でスケジュールや計画をこれまで作ってこなかったのなら、これからはしっかりと作るべきです。
本記事を読むことで、今日から使える試験勉強のスケジュール・計画の作成手順が理解できますよ。
保有資格は中小企業診断士、行政書士、宅地建物取引士、銀行業務検定各種2級など。
資格勉強でスケジュール・計画を作るべき理由
理由①:試験合格というゴールに向けての手順が整理できるから
資格試験のゴールは試験に合格することです。
そして試験に合格するためには、合格点を超える必要がありますね。
難関資格であるほど、合格までの道のりは長いです。
なので、合格までに必要な勉強時間やいつまでに何をしなければいけないかを整理していくことが必要です。
スケジュールと計画を一旦書き出してみることで、ゴールに到達するまでに必要なことが見えてきます。
理由②:勉強を進める早さが適切か振り返ることができるから
長い試験勉強の場合は、今自分がやっている勉強の早さが十分なのかわかりづらくなります。
事前にスケジュールや計画を立てることで、いつまでに何を終えておけばよいかや過去問がどれくらいの正答率で解けていればよいかという指標があるので、実際に勉強のペースが問題ないかを確認することができます。
さて、ここまでで資格試験の勉強でスケジュール・計画を作るべき理由を解説してきました。
ここからは、実際にスケジュール・計画を作る手順を解説していきます。
今日すぐに行動に移せるように具体的に解説していますので最後まで読んでくださいね。
資格勉強のスケジュール・計画を作るステップ
ステップは大きく下記の4つです。
ステップ①:試験全体の点数目標を立てる
ステップ②:科目別・範囲別の点数目標を立てる
ステップ③:いつまでに何をするかを決める
ステップ④:1週間単位・1日単位の勉強計画を作成する
詳細を解説していきます。
ステップ①:試験全体の点数目標を立てる
試験勉強の目的は合格することです。
まずは、あなたが受験する資格の合格点を調べます。
その上で、あなたが目指す点数を決めます。
※確実に合格したい場合、合格点よりも少し上の点数を目標としましょう。
ステップ②:科目別・範囲別の点数目標を立てる
試験全体での点数目標が決まったら、試験を範囲を細かく分けて、それぞれの範囲の点数目標を決めます。
例えば、ファイナンシャルプランナー2級試験の場合、下記の範囲で合計60点満点で36点合格です。
【ファイナンシャルプランナー2級試験】
・ライフプランニングと資金計画 (10問)
・リスク管理(10問)
・金融資産運用設計(10問)
・タックスプランニング(10問)
・不動産(10問)
・相続・事業継承(10問)
これらの範囲毎で点数の計画を立てていきます。
自身が興味のある範囲やこれまで勉強したことがある分野で7~8割を目指し、苦手そうな範囲は5点を目指す、などとまずはざっくり計画を立てます。
ステップ③:いつまでに何をするかを決める
続いて、実際にスケジュールを大まかに決めていきます。
ポイントは「試験日から逆算をして計画を立てること」です。
逆算をしてスケジュール・計画を立てることで、試験間近になって勉強不足になってしまうことを防ぐことができます。
ステップ①・ステップ②で立てた点数目標を達成できるように計画を立てていきましょう。
※試験の数週間前には点数目標に到達できるように余裕をもってスケジュールを組みましょう。
ステップ④:1週間単位・1日単位の勉強計画を作成する
ステップ③で大まかなスケジュールを決めたら、まずはこれから1日単位・1週間単位の勉強計画を立てましょう。
・テキストをP◯~P◯まで読む
・問題集の◯問~◯問まで解く
このとき注意すべきは、1日単位・1週間単位の計画を数ヶ月先までは作成しないことです。
なぜなら勉強をすすめる中で、新たな課題が出てくることもあるため適宜スケジュールは見直されるべきだからです。
最初はステップ③の通り、大きく計画を立てて(いつまでに全テキストを読み切る等)、その後はステップ④の通り、数週間程度の細かい計画を立てて実行していきましょう。
まとめ:本記事の手順で、実際に資格試験の勉強計画を立てていきましょう【計画作成のテンプレート有り】
◼スケジュールを立てる4ステップ
ステップ①:試験全体の点数目標を立てる
ステップ②:科目別・範囲別の点数目標を立てる
ステップ③:いつまでに何をするかを決める
ステップ④:1週間単位・1日単位の勉強計画を作成する
スケジュールを立てるステップが理解できたら、実際に計画を立てていきましょう。
このとき、計画は手書きの簡単なものでも問題ありません。
ゴールに向けた自分なりのステップを整理していきましょう。
ちなみに本記事の筆者が利用する、計画作成のテンプレートも用意していますので、自由にダウンロードしてご活用ください。
本記事は以上となります。