勉強法ノウハウ

模擬試験の活用法は?資格試験に合格するための模試の使い方を紹介

模試の活用法は?

資格試験対策として模擬試験を受験して、復習もしないで結果に一喜一憂している人はいないでしょうか?

模擬試験は資格に合格するための対策として、非常に優れている対策の1つですが、しっかり有効活用できていない方もいますよね。

資格試験対策で最も重要なのは過去問・基本テキストの活用ですが、本記事では意外と活用しきれていない方が多い、模擬試験の活用方法について解説していきます。

これまで意識できていなかったもの1つでもあれば、是非、自身の勉強法に取り入れてみていただければと思います。

Kengo
Kengo
【本記事の筆者】
これまで多くの国家資格に挑戦。
保有資格は中小企業診断士、行政書士、宅地建物取引士、銀行業務検定各種2級など。
様々な国家資格に挑戦する中で模擬試験も多く受験しています。累計15回は超えておりますので、私の模試を活用しきるためのコツを解説していきます。

模試の活用法を3つのポイントで解説

模試活用のポイント

活用法①:模試を受験した当日に自己採点と復習を行う

模試の活用で最も重要なのは、当日中に復習することです。

復習が大切なのは皆さんご存知かと思いますが、”当日中に”というのが特に重要となります。

そして、模試を受験した当日であれば、どのように選択肢を選んだかの記憶が強く残っているため、復習の効率が非常に良くなります

筆者は翌日以降にも復習をしたこともありますが、「どんな問題だったっけ?」という振り返りから始まってしまうため、当日にすぐに復習するのと比べると非常に勉強の効率が下がっていることを感じました。

なお、当日に自己採点と復習をするために、試験中に必ずやっておくべきことがあります。
それは、自分が選んだ選択肢を問題用紙に記載することと、自分が悩んだ選択肢も合わせて記載しておくことです。

これで、どの選択肢を重点的に振り返ればよいのかが分かりやすくなります。

活用法②:解答解説は全て目を通す

模試を有効活用する場合、解答解説は全て目を通すようにしましょう。

基本テキストや過去問に載っていない知識を補強することができる可能性が高いからです。

解答解説を見て復習する際のステップは下記の3ステップを意識しましょう。

ステップ①:自分が間違えた問題の解説を確認
ステップ②:自分が正解した問題の解説を確認
ステップ③:全ての解説文に目を通し、自分が知らなかった知識をマーカーでチェック

ここでのポイントは間違えた問題の復習だけに留めず、正答した問題にも目を通すことです。

正答できた問題の中でも確信を持って正解できたものと、適当に選んで正解できたものでは全く意味合いが異なります。

そして、最後に全ての解説に目を通し、自分が知らない知識を全てマーカーでチェックします。

模擬試験の解説では自分がこれまで見たこともないような知識が出てくることがあります。もちろん過去問のほうが優先度は高いとはいえ、貴重なインプットになりますよ。

活用法③:数週間後に改めて解き直す

模試は1回解いて終了ではありません。

おすすめは受験から2週間程経ってからと、本試験の少し前に解き直すことです。

筆者は累計で3回模試を解き直すことで、模試の内容をしっかりインプット、活用しきっていました。

要点まとめ

・模試は必ず当日中に自己採点と復習を行う
・解答解説は全て目を通して、初見の知識はインプットする
・1回解いて終了ではなく、何度か繰り返し解く

模擬試験の活用に関するQ&A

Q&A

市販の予想問題集を解けば、模試を受験するのと同じ?

答えはYesでもありNoとも言えます。

まず、模試受験のメリットを整理します。

メリット①:本試験の雰囲気に慣れることができる
メリット②:自身の現時点の実力を図れる
メリット③:法改正など自分の知らない知識を補強できる

この中で市販の予想問題集でメリットを享受できるのは、メリットの②と③です。
※③の中には、法改正に対応していない過去の模試の転用をしているだけのものもあるので、選定には注意が必要です。

そして、市販の予想問題集ではメリット①については享受できません。

ですので資格試験に慣れていない方は、市販の予想問題集だけではなく、模擬試験の受験をおすすめします。

模擬試験を受験するのに最適なタイミングは?

基本テキストと過去問対策をしっかり行った後が望ましいです。

基本的な知識を自分なりに定着させられていないなと感じている状態で、模試を受けても良い効果は得られません。

自分がこれだけ勉強したのだから合格点に届くかな?という状態で受験をすることで自分の勉強の方法や定着具合いを再確認していくのがおすすめです。

模擬試験を受験する回数は何回くらいがベストか?

受験する資格試験の難易度にはよりますが、概ね2回~3回が望ましいです。

模試は各資格学校によって難易度や出題形式が異なってくることが多いです。

そのため、各学校の特色がありますので、最低でも2回、できれば3回は受験しておくのがベターでしょう。

まとめ:模試を有効活用して資格試験を突破しよう

本記事では、模試を最大限有効活用するためのコツを解説してきました。

勉強法は人それぞれなので、自分に合った勉強法を模索していくことは大事ですが、まずは模倣してみるというのも重要です。

本記事の内容を1つでも実践して、合格に近づくことができた方が増えれば幸いです。

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Kengo
【経歴】銀行→コンサル 【資格】中小企業診断士/行政書士/宅建士/FP/簿記/銀行業務検定 他。 資格のおかげで人生を好転できた経験から「資格を通じて人生を豊かにする」を伝えていきたいです。 プロフィール詳細はこちら