「過去問では合格点いくけど、模試だと合格点とれないんだよなあ」
「過去問解くの、〇周目だから答え覚えてしまっているんだよなあ」
資格試験の勉強の中で最も重要なものとして”過去問対策“があります。
本記事では、上記のような悩みを持つ方向けに、過去問の使い方などをお伝えしていきます。
どんな資格試験でも過去問をいかに効率的に活用できるかで、試験対策の効率が決まってきますので是非、本記事を活動して試験勉強に活かしていただければと思います。
資格試験の勉強開始の前に

資格試験を目指すうえで、筆者が一番最初にすることがあります。
それは、書店やインターネット上の過去問データベースなどで受験しようと思っている試験の過去問を見てみることです。
「今から目指す資格はどのような問題が出るのか?」
「どれくらいの難易度だろう?」
「どのような形式で出るんだろう?○×の2択形式?4~5択からの選択式?それとも論述式?」
などを確認するようにしています。
富士山の登山をするときに、どれくらいの時間をかけて登りきるのか、どれくらいのペースで登りきるべきなのかを事前に確認しますよね。
資格試験でも同様で、過去に出題された問題の確認と合格ラインをチェックすることで、目標やゴールまでの道のりを考えることができます。
何か月前から勉強を開始して、一日何時間ほど勉強時間を確保するのかを判断するためにも、テキストなどで勉強を開始する前に、まずは過去問を確認してみるようにしてみましょう!
過去問を活用する時期
勉強を開始する前(受験する意思が固まる前)
上記で書いた様に、試験内容を把握しておくという意味も込めて、資格試験の勉強を開始する前に問題を確認してみるのがよいです。
まずは戦う相手を知るということですね!
勉強を始めたとき(受験する意思が固まった後)
受験する意思が固まる前とも同じ意味合いにはなりますが、受験する意思が固まってさあ勉強を始めよう!と思ったら、一番最初に一部だけでもよいので過去問を解いてみましょう。
今の段階でどれくらいの得点ができるのかを知るためです。(全く何もわからないという場合は、それを知るだけでも大丈夫です。)
学習スケジュールの決定や、優先順位を知るためにも最初に解いてみて、まずは相手を知りましょう。
テキストなどで知識をインプットした後
これはもちろん皆さんしていることですね。
テキストを読んでいるだけでは中々問題を解けるようにはなりません。
知識を頭に入れたら、それが本当に覚えているかアウトプットしましょう。
なんとなく覚えているだけでは自信をもって問題を解けないと思いますし、自分がどの部分を理解できていないのかが分かるようになります。
試験の直前期
試験の直前期は過去問を解いて、覚えていない箇所を最終確認して最終のインプットを行います。
どの資格試験でも過去問は最低3周はするようにしましょう。
人の記憶には忘却曲線(忘却曲線を初めて聞いた人はwikipediaなどで調べてみてください)というものがありますので、何度も同じことを繰り返すことによって本番試験でも活用できる、確立された知識を体に染み込ませることができます。
一問一答形式の過去問を解いてみよう!
過去問は3周以上取り組んだので、合格ライン超えるようになってきた!
でも、模試を受けてみたら全然合格点に届かなかった。。
というような経験をされたことはないでしょうか?
そのようなときに、一つの可能性として、「過去問で合格点を取れているのは問題を見た瞬間に答えを覚えてしまっているから」ということがあります。
過去問を解くときに正解したからと言って、解説を丁寧に読み込んでいないケースはありませんか?
過去問で正解しているのは答えを覚えてしまっているからであって、それだと違う形式で問われたときに答えられないということ起こります。
上記のような方におススメなのが、一問一答形式の過去問です。
一問一答形式の過去問を解いてみると、それまで5択の問題の中でよく理解をしていなかったけれども正解していた問題でも間違えてしまうことがあります。
それがあなたの理解できていない内容です。
一問一答では、答えを見るのと同時に解説もあるので、詳細に勉強を進めることができます。
過去問を使いながら、正解したからと言って本当に理解できているとは限りません。
一問一答形式の過去問を使って、本当に理解できているかを試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
過去問を上手に活用できるかどうかで、合格の確率が大きく異なってきます。
・最初に過去問を確認して、相手の強さ(どれくらいの難易度の試験なのか)を把握しましょう。
・過去問は最低でも3周解くようにしましょう。
・一問一答形式の過去問を使ってみて、本当に理解ができているかを確認してみましょう。
上記の3点を意識して、様々な試験の勉強に是非役立てていただければ幸いです。
