ITパスポート

ITパスポート試験の難易度と合格率は?【勉強時間も解説】

ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識があることを証明できる国家資格です。
ITの知識にまつわる試験は多数ありますが、ITパスポートはその「入門編」という位置づけです。
昨今では、IT業界に勤める人だけでなく、幅広い層にITに関する正しい知識が必要であるという認識が広がってきたことから、平成21年4月に新設された比較的新しい資格です。

「ITパスポートを受験しようと思っているけど、難易度や合格率はどれくらいなの?」
「ITパスポート合格のためには勉強時間はどのくらい必要なの?」

ITパスポートを受験されようとしている方は、上記のような疑問をお持ちではないでしょうか。
本記事では上記のような疑問にお答えしていきます。

【本記事の内容】
・ITパスポートの試験内容について解説
・ITパスポートの合格率と難易度を解説
・ITパスポート合格に必要な勉強時間を解説

ITパスポートの試験内容について

ITパスポートの出題範囲

ITパスポートの出題範囲は3つです。

①ストラテジ系
②マネジメント系
③テクノロジ系

それぞれ簡単に内容を説明します。

①ストラテジ系(経営全般)

経営戦略や会計、法務、マーケティング戦略など、一見ITとは関係のない内容が出題されますが、企業活動とITの関わり方を中心に扱っているのがこの分野です。
また、新聞や書籍、雑誌などに掲載されている基礎的な用語などの知識を問う問題も出題されます。

②マネジメント系(IT管理)

システム開発やプロジェクトマネジメントのプロセスに関する基礎的な用語やどのようなフローで行っていくかなどの知識を問う問題を出題されます。
また、オフィスツール(ExcelやWord、PowerPointなど)やネットワークなどを使用し、業務環境を整えるための基礎的な知識を問う問題も出題されます。

③テクノロジ系(IT技術)

ハードウェア・ソフトウェア問わず、実際にIT機器を利用する際に重要な知識が出題されます(どうすればネットワークに繋がるか?など)。この分野では、コンピュータの構造や動作の仕組み、またセキュリティ、ネットワーク、データベースなど幅広い知識が問われます。

この3つの分野ですが、出題される割合が決まっています。

・ストラテジ系35%
・マネジメント系20%
・テクノロジ系45%

3つの中ではテクノロジ系が最も出題率が多く、問題数もその分多くなります。また、出題範囲もテクノロジ系が最も広いです。

ITパスポートの試験内容の詳細

ITパスポート試験の詳細の内容を下記表でご紹介します。

試験時間 120分
問題数 100問
出題形式 4肢択一式
合格基準 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること。
【総合評価点】
600点以上/1,000点(総合評価の満点)
【分野別評価点】
ストラテジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
テクノロジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
試験方式 CBT(Computer Based Testing)方式

問題数

問題数は、100問とありますが、実際に合否に関わる問題は92問です。残りの8問は、今後のITパスポート試験の出題の参考にされます。
ちなみに、配点については非公開となっています。

合格基準

合格基準は、2つありどちらの合格基準も満たす必要があります。
①点数が1000点満点中600点以上であること
②3つの分野で点数がそれぞれ300点以上あること

ITパスポート合格のためには3つの分野をまんべんなく勉強する必要があります。

CBT方式とは

試験方式の「CBT方式」ってなに?と疑問を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。CBT方式とは、紙と筆記用具を使わず、コンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答する方式です。

ITパスポート試験公式ホームページでは、CBT方式を疑似的に体験することができます。試験本番までに一度体験しておくと、本番では焦らず問題を解くことができるため安心ですね。

また、試験会場では、予め用意されたメモ用紙とボールペンしか使うことができず、自分で筆記用具を持参する必要はありません。

試験日程

ITパスポートの試験は、全国でほぼ毎日のように行われており、受験枠の空きさえあれば自分のタイミングでいつでも受験することができます。

受験資格

ITパスポート試験には、特定の受験資格がなく、年齢、学歴等に関係なくどなたでも受験することができます。

ちなみに、ITパスポート試験の最年少合格者は9歳、反対に最年長合格者は75歳というデータが出ています(引用:ITパスポート試験ホームページ)。

ITパスポートの合格率と難易度

ITパスポートの合格率について

平成31年4月~令和元年8月(累計):55.7%
令和元年8月度:52.7%
引用元:ITパスポート試験ホームページ

ITパスポート試験の合格率は、約50~55%となっています。

比較的合格しやすいと言われている国家資格の宅地建物取引士(宅建)の合格率が15~17%のため、ITパスポート試験は国家資格の中ではとても合格しやすい資格といえます。
しかし、全く学習せずに合格できるような試験ではないため、油断してはいけません。

ITパスポートの難易度について

ITパスポートは、IT企業に勤めており多少IT知識のある方であれば、一回の受験で難なく合格できる資格です。

しかし、経営やマネジメントなど、法律など、一見ITとは関係ないようにも思える問題も多く出題されるため、問題集などを一通り読み、どのような傾向の問題が出るのかをしっかりと把握しておくことをおすすめします。

また、ITについての知識がない方は、ある程度の学習時間を確保する必要がありますが、学習を進めていく上で出題範囲をきちんと理解することが出来れば合格は可能です。

ITパスポートに必要な勉強時間

ITパスポート合格のためには、実際にどのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?

大学生や主婦、IT業界以外に社会人など、ITの知識が0という方であれば、30~50時間程度の勉強時間を確保することをおすすめします。つまり、1日1時間以上勉強すれば約1か月で合格することが可能です。

一方、IT系の企業に勤め、ある程度ITの知識のある方は、10時間~30時間程度の勉強時間で合格することが可能です。

しかし、ITパスポート合格のためには、幅広い出題範囲の定着が重要となります。こちらでご紹介した勉強時間はあくまで目安ということを頭においてください。

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金融機関⇒スタートアップ企業 資格の取得によって人生の分岐点でチャンスをもらえた経験から、「資格を通じて人生を豊かにする」を伝えていきたいです。 【取得済の資格】 ・行政書士(21歳/大学在学中に独学で合格) ・宅地建物取引士(22歳/大学在学中に独学で合格) ・中小企業診断士(26歳/働きながら資格学校を利用し合格) ・FPや銀行業務検定(勤めていた金融機関で最年少取得記録)