簿記

簿記3級はどんな試験なのか? 【試験内容から勉強方法まで解説】

簿記3級はユーキャンの今年の人気講座ランキングでベスト10にランクインし、今注目されている資格です。

簿記とは、資産状況や売買の記録を帳簿につける会計手法のことをいいます。

お金に関する資格なので、経理職や金融関係の就職に有利とされています。

本記事では、簿記の初級資格である「簿記3級」の試験内容と勉強方法についてまとめました。

「簿記3級ってどんな試験なのか?」
「簿記3級の勉強方法について知りたい!」

ケン
ケン
 上記について解説をしていきます! 

簿記3級の試験内容について

1-1.試験内容

日商簿記試験の試験内容は、以下のとおりです。各試験会場によって合格発表の方法は異なるので、試験を受ける際は確認しておきましょう。

1-2.簿記3級の出題範囲

まずは簿記3級の出題範囲を紹介していきます。

簿記3級は商業簿記のみが試験範囲になります。

商業簿記とは、主に卸売業や小売業で使われる簿記で、商品を仕入れて外部に販売するまでの流れを記録したものをいいます。

ただし、2019年度試験から以下のとおり試験内容が変わりましたので、以前から学習を継続している方は注意しましょう。

●個人商店を前提とした商業簿記から、株式会社を前提とした商業簿記に変更[追加項目]
株式の発行、剰余金の配当、準備金の積立、純損益の繰越利益剰余金勘定への振替、法人税などの税金各種、電子記録債権(債務)、クレジット売掛金
[削除項目]
個人商店を前提とした資本金・引出金の処理、純損益の資本金勘定への振替、所得税、有価証券、減価償却、手形の裏書譲渡や割引

簿記3級では、主に勘定科目と仕訳を理解していくことが中心になります

商業簿記のみなので、そこまで出題範囲は広くなく、簿記初心者でも取り組みやすい試験になります。

1-3.簿記3級の実施機関

実施団体ごとに問題形式が変わります。

実施団体は以下の3団体です。

・日本商工会議所
・公益財団法人全国商業高等学校協会
・公益社団法人全国経理教育協会

それぞれ試験が「日商簿記」「全商簿記」「全経簿記」と呼ばれています。

これら3つの試験の特徴は以下のとおりです。

日商簿記
・就職や転職に有利で、知名度が高い簿記のスタンダード資格
・3つの中で、受験者数は最も多く、難易度も高い
全商簿記
・大学や短大の推薦で使われることから、高校生に人気がある
・3つの中で、難易度が最も低い
全経簿記
・全商簿記同様、推薦入試を受ける高校生に人気
・3つの中で、試験料が最も安く、簿記を始めたばかりの腕試しには良い

どの試験も会計のスキルを高めるために有効ですが、長期的に就職や転職を見据えると、日商簿記にチャレンジするのが良いでしょう。

簿記3級の合格率と難易度

2-1.簿記3級の合格率

過去3年間の簿記3級の合格率は、以下のとおりです。

平均40%から55%程度と、約半数は合格する試験です。

しかし全く勉強せずに合格できるほど、簡単な試験ではありません。
時間をしっかり確保し、スケジュールに余裕をもって試験勉強に取り組みましょう。

2-2.簿記3級の難易度

先ほど、簿記3級の合格率をご紹介しましたが、難易度はどうなのでしょうか?

簿記3級は商業高校の学生や、金融企業に勤めているサラリーマンなど、多少金融知識のある方であれば1回の受験で難なく合格できる資格です。

これまで簿記を学習したことがない初心者でも、きちんと勉強すれば1回で十分合格が狙えます。

しかし、計算問題が多く出題されるため、この手の問題が苦手な方はしっかりと対策を練る必要があります。
また、精算表ではかなりの計算が求められるうえ、1ヶ所間違えたら全て間違えてしまうので、時間内に正確に問題を解かなくてはいけません。

2-3.簿記3級の勉強時間

簿記3級の勉強時間は、独学で50~100時間と言われています。

1日2時間の勉強時間を確保できれば、1ヶ月半程度で十分合格できます。

既に金融機関にお勤めの方なら、もっと短期間で合格できるでしょう。

2-4.簿記3級勉強の基本

簿記3級は、勉強時間も短時間で済むことから、基本的に独学で合格可能です。
独学をするにあたって、大事なポイントが3つあります。

①:テキストをよく読み、問題集をたくさん解いて慣れる

簿記3級はたくさんの勘定科目が出てきます。簿記初心者は、まずはテキストで簿記の概要を理解しましょう。その際、イラストがたくさん載っている方が飽きずに取り組みやすいでしょう。

しかし、実際の試験では暗記よりも仕訳ときちんと出来て応用できるか(最終的に精算表に落とし込めるか)が大事です。そのため、問題集でたくさんの問題に慣れておくことも重要です。

どの出版社もテキストと問題集を別々に販売しています。テキストと問題集を同じものに揃えると、勉強がスムーズに進みます。

◇おすすめのテキスト一覧

◇オススメの問題集一覧

2019年度試験から試験内容が大きく変わったので、古いテキストや問題集を使っている方は新たな出題範囲が載っていないので注意しましょう。

②:過去問は時間を計ってひたすら解く

ここまで、オススメのテキストと問題集をご紹介してきました。

簿記3級は問題量が多く、素早く正確に問題を解くことが大切です。

ある程度簿記に慣れてきたら、過去問にチャレンジしてみましょう。

その際、本番さながらに時間を計って解くようにしましょう

③:使いやすい電卓を探す

簿記3級の試験では、電卓が必須です。購入する際は、以下の点に注意して選びましょう。

・ディスプレイ(数字)が見やすい
・小さすぎず、大きすぎない
・GT(グランドトータル)機能とメモリ機能があると便利

 

また、実際の試験では以下の電卓は禁止されています。

・印刷(出力)機能
・メロディー(音の出る)機能
・プログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)
・辞書機能(文字入力を含む)

2-5.独学以外で合格するには

簿記初心者で、テキストを読んだだけでは分からない人は、通信講座や資格の専門学校を利用するのがオススメです。

どの専門学校も、定期的に無料で説明会を行っているので、分からない点や不安な点は積極的に質問しましょう。

独学に比べて高額になりますが、分からない点はすぐに聞け、改正点もしっかりカバー出来ます。1人では勉強がはかどらない人は、勉強仲間を作るきっかけにもなるでしょう。

まとめ

本記事では、簿記3級の試験概要や勉強方法についてお伝えしてきました。

簿記3級は、きちんと勉強すれば初心者でも1回で合格できる試験です。

少しでも簿記にチャレンジしたい!と思った方は、1度勉強してみてはいかがでしょうか?

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金融機関⇒スタートアップ企業 資格の取得によって人生の分岐点でチャンスをもらえた経験から、「資格を通じて人生を豊かにする」を伝えていきたいです。 【取得済の資格】 ・行政書士(21歳/大学在学中に独学で合格) ・宅地建物取引士(22歳/大学在学中に独学で合格) ・中小企業診断士(26歳/働きながら資格学校を利用し合格) ・FPや銀行業務検定(勤めていた金融機関で最年少取得記録)