中小企業診断士

中小企業診断士の合格体験記【受験の経緯と勉強法などをまとめます】

経営コンサルタント唯一の国家資格である中小企業診断士の合格までの体験記についてをまとめていきます。

各資格学校でも合格体験記ってあると思うのですが、受験するに至った経緯やどのように勉強をしていたかなどしっかり記載しているものが少ないなと感じたため受験生の皆さんの参考になればと思い、本記事を書きました。

もちろん人によって置かれている状況などが異なるため、「こういう風に合格した人もいたんだな」というくらいの気持ちで読んでいただけたらと思います。

【本記事の内容】
・働きながら中小企業診断士に合格した筆者の合格体験記を公開します。

ちなみに筆者は中小企業診断士の1次試験に25歳で合格(平成29年度)、2次試験には26歳で合格(平成30年度)しています。

2次試験は初挑戦では勉強不足(理由は後述)で不合格でしたので2回に渡って受験しています。

【筆者の受験にあたってのデータ】
仕事の状況:残業があまりない会社で仕事は6時頃に終わる。飲み会も少ない。
利用した参考書:TACの参考書がほとんど。TACの通学・通信のどちらも利用
他の資格保有状況:行政書士・宅地建物取引士・FP2級など
<1次試験の成績>
・企業経営理論 60点
・財務会計 88点
・運営管理 52点
・経済学・経済政策 92点
・経営法務:60点
・経営情報システム:52点
・中小企業経営・政策: 78点
・合計:482点

<2次試験の成績>
・平成29年度(得点開示はしていません)
事例Ⅰ:B
事例Ⅱ:B
事例Ⅲ:D
事例Ⅳ:A
総合:B

・平成30年度(得点開示はしていません)
総合A判定で合格

中小企業診断士を目指そうとしたきっかけ

1-1.経営者の方と同じ目線で会話ができるようになりたかったこと

中小企業診断士試験を目指そうとしたのは24歳の時です。

当時は銀行の支店で法人担当をしていたこともあり、経営者の方と話す機会も多かったです。

とはいえ、まだまだ社会人経験が2年目ということもあり、「経営者の方が話していることの本当の意味や真意というものがなかなか理解できなかった」ということが悩みでもありました。

そのまま真面目に仕事をしていけば、経験を積むことで経営者の方ともビジネスの話ができるようにはなると思いましたが、30代くらいになってからでは遅いということと若手でもしっかりビジネスの話ができるようになりたいと思っていました。

1-2.社内評価のアップと自身のスキルアップのため

中小企業診断士を目指そうとしたもう一つのきっかけは、社内でのスキルアップの推奨資格とされていたことです。

銀行であればおそらく、どの銀行でも中小企業診断士は推奨資格にされていますよね。

社内の評価を若手で上げるには難関資格の取得が必要なこともありましたし、自分自身のスキルアップのために受験を決意しました。

あとは、当時では最年少で29歳か30歳くらいで中小企業診断士を取得されている方がいましたが、自分で更に最年少記録を作りたかったという、どうでもいいような理由もありました。笑

中小企業診断士の勉強に費やした学習時間

【学習時間】
1次試験:800時間程度 2次試験:120時間程度
合計:920時間程度

学習時間はざっくりですが上記の通りです。

僕が受験勉強を開始したのは平成28年の9月からですので1次試験対策の期間はおよそ11ヶ月~12ヶ月程度となります。

1次試験対策の時期別の勉強時間は下記です。

・9月~12月:1日1時間(合計120時間)
・1月~3月:平日1時間、休日2~3時間(合計180時間)
・4月~8月:平日3時間、休日5時間(合計500時間)

勉強の本腰が入ったのは4月からです。

ここまでの期間で全科目を一通り勉強を終えている状態です(とはいっても、合格レベルに到達している科目は1科目か2科目程度でした)。

2次試験の勉強時間に関しては、あまり時間をかけられていません。

1回目の受験である平成29年度については、会社の業務が非常に忙しくなっていったことと、結婚準備の期間だったため正直合計で10時間程度の勉強で受験することになっていました。

この時は来年も受験できるということと、仕事の頑張り時だったため受験勉強の優先順位を下げていましたね。

2度目の受験に関しては8月から勉強を開始したのでおよそ3ヶ月の勉強(合計110時間程度)で挑戦しました。

どのような勉強をしていたか


ここまでで、どの期間にどれくらいの勉強時間を使っていたかを説明してきました。

ここから具体的にどのような勉強をしていたかについて書いていきます。

3-1:受験期間を通してほとんど毎日やっていたこと

・財務会計の問題演習
・通勤時間での講義の受講

上記は受験期間を通じてほとんど毎日やっていたことです。

まず一つ目は「財務会計の問題演習」です。

問題演習を毎日やるといっても5分くらいで1問解くだけの日も多くありました。

この目的は、計算作業に慣れるということと、2次試験まで関連が強い財務会計を得意科目にしたいということでした。

元々数学は得意な方なのでしたが、社会人になってから計算をするということをあまりしなくなっていたので、計算ミスなどをしないために毎日問題を解くようにしていました。

二つ目は「通勤時間での講義の受講」です。

当時は車通勤でしたので、都会のように電車で見るということはできなかったのですが、TACの講義DVDをレンタルして、カーナビで音声だけ聞くということをしていました。

通勤には往復で1時間程度かかっていたので、講義を1.5倍速で聞いて毎日1講義を聞いていました。

これにより耳で情報をインプットしておき、仕事終わりに家でもう一度講義を聞いていて分かりずらかった箇所をDVDで見直ししていました(音声だけだと図表がなく分かりずらかったからです)

1日に2回同じ講義の内容をインプットできたので非常に効率よく勉強できたと思います。(ちなみに、勉強時間の合計はこの通勤で聞いていた時間は含めていません。あくまで机に向かっていた時間でイメージしてもらえるといいかなと思います)

3-2:受験期間毎でやっていたこと

【9月~12月】
この期間は、TACの講義を聞いて過去問やスピード問題集を解くということを繰り返していました。
12月までの間で企業経営理論・財務会計と運営管理の半分くらいまで学習を進めました。

※この時期は、まだ勉強に本腰が入っておらず、サボってしまう日も結構ありましたね。

【1月~3月】
この期間も9月~12月と同じくTACの講義と問題演習が中心です。
意識をしていたことは、この期間までで全科目の講義を完了させるということでした。

残り5ヶ月はとにかくアウトプットしたうえで、復習を繰り返すというPDCAを回していきたかったためです。

なので、この時期は若干問題演習の量を減らして、とにかく全科目でどんな知識が必要でどんな問題が出るのかを把握することに注力したという感じです。

【4月~8月】
この時期はとにかく過去問の演習です。

過去10年分を5周程はこなしました。これくらいの演習量があれば1次試験は正直突破できると思います。

また、過去問の他にも模擬試験を受けたりもしました。

確か6月末~7月頃に受けた模擬試験では380点/700点程で合格ラインに全然届いていなかった状態でした。

試験直前期の追い込み期間でインプットしきるのは重要だと感じました(本番ではこの時期から全体で100点近く伸びたので、この時期で合格点届いてなくても安心して勉強を全力で継続してください)

【9月~翌年10月の2次試験まで】

さきほども記載したのですが、平成29年度の1回目の2次試験はほとんど勉強できなかったので飛ばします。

平成30年度の受験勉強を開始したのが翌年の8月からですね。

ちょうど平成30年度の1次試験が終わった翌日から勉強を開始しました(なので、1年間勉強し続けてアドバンテージがあったという訳ではなく、むしろ勉強していない期間が1年あったので知識を取り戻すの少し時間がかかりました)

2次試験の勉強はTACの通信を利用したのと、弱点補強のためにAASの1日講義に参加しました。

利用したテキストはふぞろいシリーズですね。

ここの勉強に関しては基本的には問題演習で実際に書くということを意識しました。
過去問は5年分を3周くらい取り組みました。

2次試験では、インプットだけをしてもダメで問題の傾向とどのように記述したら得点を取れやすいのかというツボを意識した学習を行いました。(正直、がむしゃらに問題解きまくっているだけでは一生受からない人もいると思いますのでお気をつけください

このような形で無事2次試験に合格して、中小企業診断士登録も完了しました。

なお、口述試験に関しては本試験の問題の見直しとTACの模擬面接を利用した程度で10時間程度の対策で問題なしでした。

中小企業診断士に合格して感じたメリット

中小企業診断士に合格して感じたメリットについては「20代会社員が中小企業診断士を取得するメリットを解説します!」の記事で詳しく記載させていただいておりますのでここでは要点のみ書いておきます。

【私が中小企業診断士に挑戦して感じたメリット】
社内で人事評価が良くなったことと、仕事が以前に比べて面白くなりました
社内での人事評価が良くなった理由としては中小企業診断士の合格で下記のような効果があったからです。
・ビジネスに必要な幅広い知識が身につく
・経営の感覚が身につく
⇒結果として社内評価のアップにつながる

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、筆者の合格体験記をまとめてみました。

皆様の置かれている環境などによって合格までの道筋は色々あるかと思いますが、少しでも私の合格体験記が皆様の受験勉強のお役に立てれば幸いです。

当ブログでは、科目ごとの勉強方法やモチベーション管理などさまざまな記事を書いておりますので是非そちらも活用して勉強をしていただければと思います。

それでは以上になります。

ABOUT ME
KEN
金融機関⇒スタートアップ企業 資格の取得によって人生の分岐点でチャンスをもらえた経験から、「資格を通じて人生を豊かにする」を伝えていきたいです。 【取得済の資格】 ・行政書士(21歳/大学在学中に独学で合格) ・宅地建物取引士(22歳/大学在学中に独学で合格) ・中小企業診断士(26歳/働きながら資格学校を利用し合格) ・FPや銀行業務検定(勤めていた金融機関で最年少取得記録)